「アナス・エスペランス」と「ありがとう」

ARMS 牧野

2011年04月09日 17:54


草津サンサンホールで行われた社団法人 草津青年会議所主催の
村田明嗣氏の講演会に参加させてもらいました。






講演テーマは「激動する世界情勢と日本の課題」

今後、戦前・戦後とういうことではなく、災後といえるぐらい東日本大震災が日本経済に与えるインパクトは大きく今から関西の担う役割は大きいというお話からスタートしました。

2010年という年は、日米中にとって*「アナス・ホリビリス(ラテン語で「ひどい年」という意味)」であったと話されていました。
それは、日本では、経済の混迷、ねじれ国会、政治とカネの問題、尖閣諸島での日中衝突、普天間問題といった、経済・内政・外交安全保障それぞれにおける状況を指しておられました。
また、アメリカでは、2011年1月時点での失業率9.4%という状況、中国では、日本との尖閣諸島問題などで傍若無人なイメージを世界に定着させた状況を指されてのことです。
2011年を振り返るときにも、当然、東日本大震災の傷跡は癒えているとは言えない状況の中、「アナス・ホリビリス」とであったと表現するのかもしれないと。。。

ただ、悲観する必要はないんだと語られました。
今後、反対に「アナス・エスペランス(希望の年)」とするためには、どんな準備と努力をすればよいかについて、「人材を育成することによって、人材不足により失われつつある“多様性”や“柔軟性”を回復させ、コミュニケーション能力の喪失によるコミュニティの衰退を防ぎ、権力や財力、文化の多様化のために、地方分権化が必要であると示唆されました。

「多様性の中から優れたものは生まれてくる。だからこそ活力が見出せる。」と。

印象的だったのが、コミュニケーション能力の喪失の大きな原因は大人が
「ありがとう」という日本語を使わなくなったということです。

「コンビニのレジで店員さんに「ありがとう」と言ってますか?」と。


私は「ありがとう」という言葉をすごく大切にしています。
すごく温かくて、美しくて、ハッピーになれる言葉です。

「ありがとう」は心を変えます。
「ありがとう」は態度や姿勢を変えます。
「ありがとう」は周囲の雰囲気を変えます。

「ありがとう」の影響力は絶大です。

「アナス・エスペランス」のために「ありがとう」を。
「ありがとう」が自分を変える。
「ありがとう」が自分たちを変える。
「ありがとう」が日本を変える。
「ありがとう」が世界を変える。

今日からみんなでありがとう。

今日も一日ありがとう。

明日も明後日もありがとう。

毎日、ありがとう。



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